そろそろ起きようか

愛するジャニごと(主に関西Jr.)の記憶を残しておく場所。Twitterアカウント @akya_rara

お笑いスタタン

『関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生』略して『お笑いスタタン』観てきました。

 

以下、派手にネタバレします。

これから観る方はご注意ください。

 

 

 

 

楽しかった。そして泣いたー。

ぽろ泣き。ぼろ泣きではなく。

気がつくと、涙がぽろっと出る感じで。

 

好きだなぁ、これ。

今まで見た関Jr.の映画4作品の中で、私はこれが一番好きかも。

 

ストーリーは至ってシンプル。

周囲からも才能あると期待されてデビューした若手お笑いコンビが、テレビの世界では通用せず、同期のトリオに人気で先を越され、焦った主人公はテレビ受けすること、売れることに過剰にこだわり、気の優しい相方はずれていく主人公との関係に心を痛め、自分が主人公の足手まといなのではと思い詰めるも言い出せず。そんな中、琵琶湖畔の旅館で起きたアクシデントと周囲の言葉で、主人公は相方と初めてコンビを組んだ中学時代を思い出して初心に返る。というお話。

旅館でのコメディ部分も、よくあるシチュエーションコメディなんだけど。

 

―お客さんを思いきり楽しませたい。

―どんなにイヤなことがあっても、思いきり笑えばイヤなことを忘れて幸せになれるから。

 

 

それ。

まさに、それこそ、私があなたたちアイドルからいつももらっているものだよ。

そう思ったら、映画の中の彼らが身を置くお笑いの世界と、実際の彼らがいるエンターテインメントの世界が私の中で重なって。

 

―あいつらより売れたい。くやしい。

―自分が、足を引っ張ってるんじゃないか…

 

そんな一人一人の葛藤も、彼ら自身に通じるものがありそうで。

 

つい、込み上げてくるものが(´;ω;`)

 

おばちゃん、涙腺弱めでごめんよ(´;ω;`)

 

だいごの演技は、さらに安定感が増した気がする。シンプルな脚本のおかげもあって自然でテンポもよく、苛立ちと焦りで相方に強引で少し傲慢になるところにも無理がない。

そしてクライマックスのあの表情!!!!

実際はそのシーン、客前でそれやりますか的な強引さは否めないんだけどw、あの表情は反則。あんなの絶対泣く。

ちなみにエンドロールでの、坊主頭で照れて顔を隠すだいごは、私的クリティカルヒット

 

そんなだいごの演技を受け止める相方役の丈くんの演技もいいよー。

彼のお芝居は、関西Jr.の舞台でしか見たことがなくて、笑ってるとことダンスの時の強めの表情くらいしか知らなくて、がっつりと演技を見たのは初めてだけど、あの特徴的な大きな目がすごく語るんだなぁと。

稲毛(役名)の戸惑いや自信のなさ、高浜(だいごの役名)に気持ちを言い出せない気弱さと優しさが、目の動きにちゃんと出てる。

それに所々、稲毛の中学時代を演じる長尾くんに寄せてるのかな?って感じる笑い方や表情の動きとかもあり、そうならすごいな。

中でも、丈くんで一番うわっと思ったのは、二人が初心を取り戻してガラガラの客席を笑わせてみせる!と逞しく飛び出していくラストシーン。

楽屋からステージにつながる階段を駆け上がるところで、それまでいつも高浜に遠慮がちに猫背ぎみだった「稲毛」から、ぐっと背中を伸ばして肩で風を切って階段を上がる瞬間、いつもの「アイドル藤原丈一郎」に変化していて、そうきたか!!となってゾクッときた。

 

ピンクらくだの3人も頑張ってた。

こーじくんは精神的に一番大人なキャラクターで高浜たちの橋渡し的な役目もこなしてかっこよく、リチャはあの風貌でナチュラルに日本語名。しかし一切そこのいじりは無しってとこに監督の潔さを感じました(笑)

 

中でも、室くんがいい味出していたと思う。パンフでは本人も普段のいじられキャラと言っていて確かにそうなんだけど、コメディシーンでの幽霊恐怖症の怖がり方がちょうどよくて笑えて且つ五月蝿すぎない。その辺の匙加減は、やっぱり上手いよねー。

 

そして出番は少ないけど文一くんの安心感。

普通に役者さんが出てるのかなくらいの安定感。

舞台が詰まっていて最大に忙しい時期だったはずなのに、盛り上げてくれて本当にありがたい。

 

森口遥子さんも良いのー🎵とんでもない女将さんだけど、愛嬌があって可愛いから憎めない。美しい歳の重ね方をしている女優さん。

 

森脇健児さんもほどよい胡散臭さで(笑)←誉めてる。

 

高浜と稲毛の中学時代を演じたみっちーと長尾くんは、あの二人が成長してだいごと丈くんになるとか一体どんな高校時代を過ごしたんですか?!的な無理がありますw

でもまぁ、可愛いからとりあえず許すって言いたくなるくらい可愛い。二人とも(恭平もいれて三人)、台詞はなかなかの棒ですけどw

特にみっちーは、ドラマ出演の前なので今とは見違えるよう。密度の濃い経験は成長を加速させるね。

 

こじけんまさかどは、まずは銀幕デビューおめでとう!硬くて見ているこっちまで緊張したけど初々しさの勝利ということでww

とりあえずこじけんの顔立ちの美しさを堪能。

クライマックスシーン、カメラのピントはあってないけど座敷の一番後ろ、だいごの漫才に素で笑ってるまさかどくんも可愛かった。

 

そして、断片的に映画の中身と出演情報だけ聞いて、私が「旅館の座敷わらし役?」と勝手に思い込んでいたとあちゃんは、普通の少年の役っぽかった。事務所入って3ヶ月で銀幕デビューってすごいな。

 

 

そしてお楽しみのエンディング!

 

高浜と稲毛➡だいごと丈くん、ピンクらくだ➡るたこじりちゃ、それぞれキラキラアイドル衣装に変身して歌い踊るわけですが。

なぜ深夜の千日前とか難波の路上なのかと。

ぶっちゃけ、深夜の新宿の路上と張り合うくらいにゴミが散乱しててかなり汚いwww。にもかかわらず、そこで唐突にラメラメの衣装を纏ったアイドルが踊りまくるという、シュールというか、どうしましたか落ち着いてください親御さんはどちら?な世界が展開します(笑) 

掃き溜めに鶴。

深夜の繁華街にアイドル。  

 

(でも後に複数回この映画を見て、このごちゃっとした街で彼らが踊るからこそいいんだと分かりました。最初からキラキラの別世界ではなく、身近さ、大阪の街の体温と喧騒で育ってきた逞しさ。これぞ関西Jr.くんたちの魅力と伝わる演出なんだと)

 

そこへ、映画には出ていない大西さんが合流。なぜか私はここでさらに泣いた。

大西さぁんって。(´;ω;`)

いつものピースが揃った気持ち、愛しい。

 

 

さらに、みっちー長尾恭平のちびーず、こじけんまさかどが合流して、サイドから大橋くんまとくん朝田くんが合流。 

 

あれ?古謝くん今江くん末さまどこー?!と思っていると、唐突に夜が明けて松竹座前でメインたちとFunky兄さんたち、後列にDK(2016年末バージョン、晴太郎大谷よしれん柊和)で踊る。 

この「始発で来ました、間に合いました」感な!

夜間シーンに出てるか出てないかの違いは、お家からなんばまでの距離の違いなのかな!

 

晴ちゃんもしっかり映ってる!\(^o^)/

カメラが動くと見切れるけど!/(^o^)\

柊和くんとのアクロバットがスローでちゃんと抜かれてる!\(^o^)/

ほとんど顔は映ってないけど!/(^o^)\ 

 

そこから松竹座の内部へお馴染み一階フロアへ。入り口前で誘導する晴ちゃんと大谷くん。

大谷くん、また姿を見られて嬉しいよ。きっと今ごろは、お顔はイケメン、頭脳は明晰、ハイスペックな大学生として充実のキャンパスライフを送っているんだろうなぁ。がんばって!

 

1階フロアは関Jr.ほぼ全員集合かな?(エンドロール確認しきれてないからわからない)

でもほぼみんな居そうな感じ。2016クリパの地獄の三部作での赤い衣装(たぶん)で統一されてる。 

人数多いから満員感がすごいw

お手紙預けるカウンターの内側にも入り込んでるw

晴太郎は一番奥の方にいます。見失って必死に探したよ。カメラが奥に進んだときにはちらっと見える。

 

そして映画のメインどころの5人がバクステからセリで上がって白衣装のフィナーレ。 ここ、短い!もっとしっかりステージ上のみんなも見たかった!映画館で一時停止ボタンが欲しくなるひととき。

 

悩む若手芸人から一気に光り輝くアイドルへの変貌は完全に異世界への変化だけど、ひとつ抜け出られない葛藤や内側の様々な想いや夢は重なって、眩しくてまたほろり。

 

今回の映画のよかったとこは、高浜と稲毛の話に集中させて話をシンプルに、クライマックスの帰結を納得しやすいものに絞ったことかな。

ピンクらくだの三人やまさかどこじけんの後輩コンビの細かな描写を入れたりしたら、たぶん散漫になって、「何が解決したのかよくわからないけどとりあえずラストには皆ハッピー青春群像』みたいになったかも。前作はそういうところあったから。

 

ともあれ、映画としてとか、ストーリーかどうとか、一人一人の演技力のバランスとか、アイドル映画なので難しいことはひとまず脇において(甘い)、笑って泣いて、気持ちがほっこりしたい人にはお勧めできる映画だと思う。もちろん贔屓目はあるのはわかっております(笑)

 

少しでも関西Jr.が気になるかな?という方、よろしければ映画館で、彼らを見てあげてください。

宜しくお願いいたします\(^o^)/m(__)m