(お笑いスタタン)名も無きコンビに関する独断的考察
映画「関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生」のスピンオフなメモ。
映画のなかに、主人公たちの後輩芸人コンビが登場します。
この二人、売れることに固執していた主人公・高浜がお笑いを目指した頃の初心を取り戻すきっかけを作るという、なかなか重要な位置付けなのですが、ひとりひとりの名前はきちんとフルネームで設定(木下大介と真砂礼司)されているものの、実はコンビ名もその芸風も一切不明という謎多き存在。
あの子達、なにもの?
以下は、このコンビに関する、独断独善的且つ妄想に満ちた考察です。
従って、映画を観てない人には全くわからない。でも勝手に思い付いたのでメモっておく。
便宜上、このコンビを『まさかどこじけん』、略して『まさこじ』と呼ぶことにします。まんまです。
まず、まさこじはエンドレスの高浜先輩に相当なついています。ご飯をゴチになったりもしている様子。そんな後輩たちに高浜もまんざらではない様子。稲毛先輩にはそこまでなついてはいないようです。
まさこじのエンドレス愛、なかなかの沼。
どこで情報を仕入れたんだか(それも結構な謎である)、同じ旅館をこっそり予約してまでエンドレスの五周年をサプライズお祝いしようと目論むくらいですから、もはや彼らはエンドレスの「追っかけ」です。
特に真砂は、強火の高浜担であることが後に判明します。でも解散は嫌なのでオンリー担ではないようです。
そして、まさこじはいつも色違いのボーダーのパーカーを来ています。劇場の楽屋で着ているので、コンビのステージ衣装?とも思われますが、楽屋のみならず旅館でも着ています。ずーっと着ています。翌日も着ています。着替えるのはドッキリのゾンビ衣装(たぶんパジャマ)のときだけ。
他のお洋服がないのかな?
男二人で温泉旅館、しかもずーっとペアルック。これでは、あらぬ疑いを掛けられかねません。
その証拠に、まさこじの部屋に布団を敷きにきた仲居さん、お布団ぴったりくっつけて並べて敷いてるよ。おいおい。そういう気遣いいらないからー!
高浜先輩は、二人の未来のために早急にお洋服を買ってあげてください。ペアじゃないやつ。先輩のお下がりでも二人は喜ぶと思いますが、サイズがちょっと(略)。
そして、明らかに年齢も違いそうな(注:実年齢は2才しか違わない)この二人が、なぜコンビを組んだのかも不明です。
幽霊騒動の後、揉野たちから「稲毛は解散を考えてる」と聞かされ戸惑う高浜に、木下は言います。
「先輩、こいつ(真砂を指して)が、なんでお笑いを目指したか知ってますか?」
そう木下に促されて、自分がお笑いを目指したきったきっかけこそ高浜たちエンドレスの漫才だったと語る真砂。クラスに馴染めなくて悩んでいたときに笑いに救われたという真砂。だから解散しないでほしい。憧れの先輩に緊張しながらそう告げる真砂をやさしく見守る木下。
木下の保護者感、半端ない。
いいお兄ちゃん。ていうか、ほぼ父性。
だがしかし。私は思った。
真砂くんのきっかけはわかった。
で、木下くん、きみは?
ていうか、きみら何でコンビになったの?
当然ながら映画の中では一切語られません。
恐ろしく整った顔立ちの真砂と、穏やかで人の良さそうな木下。
たまに目が怖い真砂と、ふんわり眼差しの木下。
うん、接点無さそう…………。
エンドレスの漫才に惚れて後先も考えずに芸能事務所に飛び込んだ真砂。しかし、あまりにも独特の芸風のため()、組む相方組む相方、みんな真砂の飛び道具的なギャグに対応できず潰れていく。ついたアダ名が『相方殺しの真砂』(必殺仕事人みたいでかっこいいな)。
「大事なのは相方との呼吸だぞ」と先輩たちに言われても、ステージに上がるとテンパってノンストップになってしまって、もうこうなったらピン芸人で行くしかないのか…と悩む毎日。
片や木下は、ギター漫談のコンビでデビューするも、相方が「安定した生活がしたい」と唐突に引退表明。ネタは作れてギターは弾けてもシャベリは苦手、一人ではやっていける自信もなく、芸能事務所で裏方仕事にでも転職しようか…と悩む毎日。
それを見かけた芸能事務所の社長が一言
「Youたち、組んじゃいなよ」
と言ったとか言わないとか。
で、なんとなくなし崩しにコンビとなり。
ある日の演芸場、まさこじコンビでの初舞台。またしても見境なく暴走してしまって落ち込む真砂。木下が今までの相方たちと同じように色をなして怒り狂うかと思いきや、木下はふんわり困った顔で笑って「お前おもろいけど、俺、ついていかれへんかった。ごめんなぁ?次はがんばるよ」
そんな木下の面倒見のよさのもと、天性の破壊的ギャグセンスの持ち主でありながら生真面目な真砂もようやく居場所を見つけて、父子……もとい、兄弟みたいに寄り添ってがんばってる。
真砂は暴走しかけてもふっと隣を見れば楽しそうなお父さ……、もとい、木下がいてくれるから、次第にいい感じにコントロールもできるようになってきて、木下も真砂に引っ張られながら、相変わらずスベりはするけどだんだん笑いも取れてきて、まだまだ売れてはいないけどコアなファンはついてきたりして、今日に至る。
というとこまで、妄想しました。
しかし芸風が全くイメージわかないなぁと思ったら、私、お笑い全然見ないからだわって気づいた。
お笑い番組全然見ない。最近人気の芸人さんを知るほぼ唯一の番組が、まいジャニだからな。そりゃイメージ湧かないわ。
クライマックス、旅館の宴会場。エンドレス先輩のネタに笑って、感無量の表情で目を見合わせるまさこじ。
その表情はまさにこんな感じ。
(よかったな真砂。俺たちも、がんばろな)
(はい、木下さん!)
泣けるぜ。くそう。
ボーダー以外のお洋服、早く着れるといいね( ;∀;)
こんなまさこじですが、エンディングでは白&シルバーのきらきら衣装に変身。深夜の道頓堀あたりの繁華街で街灯につかまって華麗に踊ります。そのポーズはミュージカルの名作「雨にうたえば」のジーン・ケリーのよう。
ただし背景が背景なので、酔っぱらって街灯に登る大学生みたいにも見え(略)
ちなみに、今となっては我ながら「なんでよ?」って話なんですが、最初に映画の予告編(30秒バージョン)を見たとき、私が勝手に想像したまさこじの役は、「旅館の部屋に出る幽霊コンビ」でした。ひどいw。
だって!予告編でお揃いボーダーの彼らが映った直後にお祓いしてるシーンが映るんですもの!
幽霊役かな?って思うよ!
よかった!生きてて!
(しかし、とあちゃん=座敷わらしとか、なんで勝手に人外キャラ設定するかな私。ごめんねみんな)
そんなわけで、映画のまさかどこじけんが可愛いよというだけのポストでした。
以上。
【追記】
数回見て気づいたんですが、ゾンビでピンクらくださんたちと出くわすとこ、そしてテラスで落ち込む高浜先輩に話しかけるとこで、「おまえら」と2回呼ばれています。
もしかしたら、コンビ名「おまえら」かも…←そんなわけあるかーい